放射性物質について
牛肉に含まれる放射性物質
現在の調査結果
牛肉の放射性物質検査の推移
- 2011年3月11日
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東京電力福島第一原子力発電所事故発生
以降、定期的に緊急時モニタリング検査を実施 - 2011年3月17日
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食品に含まれる放射性セシウム暫定規制値設定
肉:500Bq/kg - 2011年7月8日
- 福島県産牛1頭から暫定規制値を超える検体(2,300Bq/kg)が確認され、翌日には複数の暫定規制値超過が確認される
- 2011年7月19日
- 福島県産牛のと畜場への出荷制限
- 2011年8月25日
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出荷制限が条件付きで解除となる
福島県における「全頭検査」および「全戸検査」を開始
県内外に出荷される牛の放射性物質を全頭検査
全戸に対する飼料の放射性物質検査及び飼養状況確認調査
出荷予定牛全頭の飼養履歴確認を実施 - 2011年8月25日以降
- 福島県産牛肉から基準値を超える放射性セシウムは検出されていない
- 2012年4月1日
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食品に含まれる放射性セシウムの基準値変更
肉:500Bq/kg→100Bq/kg - 2020年4月1日〜
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福島県産牛肉の全頭調査を終了、抽出検査に移行
肥育牛(生後およそ30ヶ月で出荷する牛)は農家ごとに年に1頭以上
老齢牛(経産牛)は飼養期間が長いため全頭検査を継続する
※これまでと同様、全戸に対する飼料の放射性物質検査及び飼養状況確認調査、出荷予定牛全頭の飼養履歴確認を実施。
※帰還困難区域については牛の出荷制限が継続しているため、対象地域から除く。
牧草に含まれる放射性物質
現在の検査結果
牧草の放射性物質検査の推移
- 2011年3月11日
- 東京電力福島第一原子力発電所事故発生
- 2011年4月14日
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粗飼料(牧草、飼料作物など)の放射性物質の暫定許容値を設定
300Bq/kg - 2011年8月26日
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「除染推進に向けた基本的考え方」決定
以降、農地についても実証実験を行い、除染方法を確立。各地で農地除染を実施。
農地の除染は反転耕や表土剥ぎ取りによって行う。どちらの方法を取るかは、農地の用途(水田か畑地か、など)・土壌の線量・地価水位の高さによる。 - 2012年2月3日
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牛用飼料の放射性セシウムの暫定許容値を改訂
300Bq/kg→100Bq/kg
(飼料から畜産物への移行係数、食品の基準値および飼料の給与量から算出) - 2012年4月〜
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放射性物質吸収抑制対策として、牧草地のカリ施肥を開始
以降、現在も土壌中カリ濃度を毎年検査
相双地域における現在の検査方法
- 市町村内ごとに毎年3地点で採取した牧草を検査(単年草3点、永年草3点)し、50Bq/kg(暫定許容値の半分)を超過した場合は地域を細分化して再調査。
- 南相馬市のように避難指示区域に指定された区域とそうでない区域が混合する市町村では、避難指示区域に指定された区域内で3地点調査、区域外で3地点調査を行なっている。
- 震災後、新たに牧草地として使い始める農地は別途全件検査を行う。